ミズノプロジェクト〜まとめ〜
今回はミズノさんにプレゼンをする回で、私たちの班はアパレルの分野から商品提案をさせて頂きました。
商品を考えていくにあたって、まず班の目標を掲げました。
それは”福大への愛着のきっかけを作るような商品を提供する”です。
そこでまず初めに愛着がありそうな人にインタビューをし、人がどのように愛着を持つのかという過程を明らかにして行きました。
次にインタビューしたことを上位下位関係分析でユーザーの事象から目標を抽象化していき、本質的な欲求を見抜いていきました。
そこから、まだ愛着を持っていないところから少し興味があるというところまでの欲求に着目して、ペルソナを作成して行きました。
本質な欲求は
・周りの流行に乗り遅れたくない
・新しいものを取り入れたい
・知らないことを知りたい
といった欲求でした。
ある日のミーティングで、私が「何か中学や高校のものを今でも使ってるのある?」と聞いたところ部屋着として、ジャージを着ているという答えが返ってきました。
彼は「そのジャージを着ると母校での思い出を思い出し懐かしく感じる」と言っていました。これは私たちの目標であるきっかけづくりになるのではないかと思い、ジャージで行くことになりました。このままやっていけばよかったのですが、
「本当にジャージで行くのか?」「インパクトなくない?」という疑問が班のみんなに生じ、最初からまた考え直すことになりました。(この時発表まであと5日。)
各自商品を考えて言うことになり、最終的にエコバック×レインコートを組み合わせた商品を提案することになりました。(この時少なくとも私はペルソナ無視で、目新しい商品は何かばっか考えてしまっていました。)
プロトタイプなども作り、森田先生に修正のアドバイスを頂きに行きました。
そこで先生から、「このペルソナは本当に欲しいのかな」「新しいというのはまだ見たことないという意味なのかな」「ペルソナを自分たちの都合よく動かしている」
「ミズノでやる意味は?」「どういう体験が得られるのか?」など色々問題点、課題点を投げかけられ、確かにとしか思えませんでした。
このレインコートエコバック案はボツとなりました。(発表の前日)
私たちは前に考えていたジャージをもっとペルソナに沿って考えていき、最終的にはスウェットになりました。在学中は生スポ、サークルやゼミでの合宿はもちろん普段使いとして私服でも使えたりルームウェアとして使うことで卒業して1.2年後くらいに愛着が生まれるのではないかと考えました。
ペルソナ的に私服でも使えるような可愛いデザインでなければいけないと考え、いくつかのデザイン案を考えました。
なんとかギリギリで形にすることができ、ミズノさんへスウェットを提案させて頂きました。
[ミズノさんからのフィードバック]
代や学籍番号を入れることで、私たちだけの〜ってなるのはいいよねってことと、デザイン案があといくつかあればいいなと仰っていました。また、建築業界でもペルソナから考えた家が高値で売れたと仰っており、自分たちは今レベルが高いことをやっているんだと思いました。
[反省点・気づいたこと]
・初めに立てた目標を忘れ、いい商品は何か何か、インパクトのある商品はなんだと商品ばっかを考えていた。結果として、ペルソナに沿った商品ではなくなっていた。
・ユーザーが商品を知るという最初のタッチポイントを考えるのに苦労した。
・ペルソナのアクティビティーシナリオを考えるにあたって最初は自分たちの都合の良いように動かしていて、リアリティー性にかけていた。
・デザイン案を一つしか載せていなかった。
・フィードバックしていただいたことを聞いているだけでメモしていなかった、、、(自分に呆れ)
[プロジェクトを終えて]
約3ヶ月やってきてインタビュー方法や行動観察から始まり、上位下位分析、ペルソナなど、多くの学びがありました。しかしまだ慣れていないところもあるので、回数をこなしていけたらなと思います。
また、太宰ゼミの数字から分析したプレゼンやミズノの社員さんとタメになるお話もさせていただき、とても刺激になり、いい経験をさせていただきました。
このプロジェクトで一番感じたのは自分1人では到底できたものではなかったなと思います。チームを引っ張ってくれた仲間や先生の的確なアドバイスのおかげで形として持っていくことができたことに感謝します。
本当にありがとうございました‼︎そしてお疲れ様でした‼︎